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第1章 君


私はいつの間にか寝ていた。

近くに母はいない。

リビングに行ってみた。

平日にも関わらず
父の姿があった。

黙って朝食のスクランブルエッグを
目の前に置いた。
母は寝ているそうだ。

もう10時を回っていたので
父が車で送ってくれた。
車内ではラジオだけが喋っていた。

「帰ったら話がある。
解るね?
早く帰るんだぞ。」

私は黙って頷き教室へと向かった。

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