テキストサイズ

あたしのご主人様!

第2章 ご主人様とピンクローター


 我慢汁特有の苦味が昔は苦手だったけれど、慣れてしまえば平気になった。それどころか、あたしの口淫で感じてくれている証なのだと思えば、愛しいもののように思えてくるから不思議だ。

 シュウの反応が見たくなり、シュウのものをくわえたまま、前髪の隙間からシュウの顔を見上げた。

 シュウはわずかに片目をすがめていた。

 気持ちいいのかな。ちゃんと感じてくれてる?

 もっと感じさせてみたくて、さらに舌の動きを速める。


「……今日はずいぶん積極的じゃん」


 あたしと目が合うと、シュウは囁くように言った。


「口に出していい?」


 その声は普段よりも艶っぽくて、ドキリとした。オモチャになぶられ続けている秘部が、またずくんと疼く。愛液が溢れ、濡れるのがわかる。

 ……嫌って言っても出すくせに。

 頷いて許可しようとした時だった。

 ふいにシュウが何かに気付いたように、窓の外に視線を向けた。


「人来た」

「んん……っ!」


 えっ、と思う間もなく、頭を押され強制的にさらに奥までシュウのものを押し込まれる。

 半分しか入らないのに無理矢理すっぽりくわえさせられて、あたしはパニックになった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ