テキストサイズ

あたしのご主人様!

第2章 ご主人様とピンクローター


 喉の奥まで圧迫されて、上手に呼吸ができなくなる。

 手をばたつかせて顔をあげようともがくと、頭を押さえる力がさらに強まった。


「んうー……っ!」

「人がいるって言ってんのに、待てないのかよ、変態め」


 違う違う違う、苦しいだけなのに!

 誤解したシュウはあろうことかおもちゃのリモコンに手を伸ばし、振動の強さを何段階かあげた。


「……っ!」


 あたしの体を電流のようなものが駆け上がり、びくんとなった。

 いっきに感度があがり、イキそうになる。

 だけど、またおもちゃで絶頂を迎えるなんていやだ。しかも一人きりで。

 弛緩し、今にも上り詰めようとする体をどうにかこらえる。

 おもちゃの動きは容赦なく内壁を震わせ、あたしの下腹部に新たに新たに、快感の波をもたらす。

 限界だった。

 せめて一人は嫌だ。意地だけで口内を犯すシュウのものに舌を這わせ、喉の奥で締め付けた。


「おい」


 珍しく、頭上で響くシュウの声に焦りが見える。硬くたぎったシュウのが、口の中で震えるのがわかった。

 とどめのつもりで、あたしシュウのギンギンになったそれを、舌で舐めまわしながらおもいきり吸い上げた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ