
あたしのご主人様!
第3章 ご主人様とピンクローター 2
――ショッピングモール『リオン』の一階のトイレの個室にて。
あたしは先ほど下着売り場で購入した下着に急いで履き替えた。
シュウが白がいいなんて気まぐれにリクエストしてくるから、上下セットの白いレースの下着を買ったけど、どうせ服を着ているんだからとブラは替えなかった。
買い物客が多いだけありトイレも混雑していて、外まで人が並んでいる。ドア越しに、喧騒が聞こえていた。それにシュウも待っていてくれているから、早く着替えを終えて合流したかった。
――イタズラ心を取り戻したシュウが、おもちゃのスイッチを再び入れる前に。
いっそおもちゃを取ってトイレに捨ててやろうかと何度も迷ったけど、そんなことをすればシュウにバレる。バレれば絶対に、もっと酷いお仕置きをされる。
あたしには、怖くて捨てられなかった。
下着を履き替え急いで女子トイレから出ると、壁にもたれて待っていたシュウはにやりと笑う。
「ぐしょぐしょだったもんなぁ。おもちゃでずっと感じ続けてた上に二回もイきゃ、そうなるわな」
「だ……誰のせいだと思ってんのっ!」
