
あたしのご主人様!
第2章 ご主人様とピンクローター
シュウの命令で、今日は珍しくスカートを履いた。普段なら絶対に履かないようなミニを。
今は冬。素足だと寒いから、スカートの下には黒いタイツを履いているけれど。
ふいに車が停まった。前を見ると、赤信号。
下半身に直接響いてくるような振動がなくなり、あたしは思わずほっと息をついた。
けれどその瞬間、シュウに頬を掴まれ口付けられる。
「ふ……んん」
容赦なく口内を蹂躙してくるシュウの舌。背筋をぞくぞくしたものが這い上がってくるようで、あたしの体はいっきに熱を帯びた。
赤信号なのをいいことに、もう片方の手で体をまさぐってくるシュウ。
シュウの手は首、鎖骨、肩と降りていき、白いセーター越しに胸元に触れてくる。
「ふぅ……っ」
とっさに体を離そうとしたが、シュウは離してくれなかった。
胸を柔らかく揉みしだかれ、あたしの秘部が、じわっと濡れていくのがわかる。
自然と腰が揺れ始める。抵抗を諦め、シュウの腕に身を委ねようとした刹那、唐突にシュウの唇が離れた。
そのまま前を向き、車を発進させる。
「青になった」
