
あたしのご主人様!
第2章 ご主人様とピンクローター
信号を見ると、確かに青だった。
中途半端に高ぶらされた体がつらい。あたしはぎゅっと自分の体を抱きしめた。
シュウはいつもこんなふうに、あたしの体を弄ぶ。弱いところを何度も刺激し、あたしの反応を楽しむ。
シュウはきっとあたしよりも、あたしの体を知っているのだ。
「今日はいつもより感度が上がってるみたいだな。愛華の中に入れた、おもちゃのせい?」
そう指摘されて、あたしの頬は今までにないくらいに熱くなった。きっと真っ赤な顔をしていると思う。
そう、今、あたしの秘密にはおもちゃが入っているのだ。シュウの親指ほどの大きさのピンクローターが。
この車に乗る前に、シュウに入れられた。今日の調教メニューと言って。
「それでも、一番弱い振動にしてやったんだけどな。きつい?」
問いかけられて、とっさにぶんぶんと首を振った。
止まることなく襲ってくる緩慢な刺激は確かにつらいけれど、これくらいなら耐えられないほどじゃない。
あたしは再び唇を噛み、足を閉じ、スカートをぎゅっと握って快感をやり過ごそうとした。
