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短編BL小説  いろいろ。

第5章 初詣で。

「はいはいはい。じゃ、いってくるわ。」



啓大は喜美子に声をかけながら、そのままドアをしめた。



「…はぁー…」



ため息をつく啓大をみて、またくすくすと淳史が笑う。


「仲良いよなーお前んち。ホント羨ましいよ。」



笑いながら淳史がいった。




「ったく、まいにち毎日煩くてたまんないよ。淳史んとことかえてほしいくらい。」




「うちの親、勉強しろばっかだよ?」





「…あ。それもカンベン」




即答して眉をひそめた啓大を見て、淳史はまた笑う。つられて啓大も笑った。

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