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短編BL小説  いろいろ。

第5章 初詣で。

そうこうしているうちにひとは多くなり、近くの某有名神社についた。




「…。毎年みんな、よく来るよなぁ…(-_\)」


「だね。近所じゃなきゃ、オレは来ないかも。」



参道まで溢れた参拝者の列に並びながら、ひそひそと二人はぼやく。


新年の挨拶を済ませないうちは、遊びにいくことを許されてなかったので、二人はなくなく並んでいた。




「あ!」



啓大の嬉しそうな声に横を見ると、色とりどりのテキヤの屋台が見えた。



「淳史、あれ食べたい!!」




啓大の指差す先に、アンズアメが見えた。



「はいはい。参拝してからね。」


後少しになった列を見やり、淳史はなだめながら啓大の手を引き、歩く。

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