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サンタ「離せって。なんや、お前、なんでこんなに力強いんや」
涼子「ふふふふふ」
サンタ「怖い笑い方すんな」
とにかく、サンタは、ビールだけは許さないと言った。結局は有香もやめときなよと言ったので、しょうがなく涼子はあきらめたが、サンタは、こいつらと一緒にいたらなにされるか分からないと改めて思った。
店員「どこで、やるんですか。バーベキューは」
サンタ「ええ、ああ、出会いの海岸や」
店員「出会いの海岸」
サンタ「なんや、しらんの。この辺では、有名や言う話やよ」
客「あれなんじゃない。あそこのほら、大木さんのところのことじゃない」
店員「ああ、あの話」
サンタ「どんな話やの」
店員「この近くに大木さんているんですよ。そこの娘さんとお父さんが、偶然、あそこの海岸であったって言う話よね」
客「うん。子供たちが出会いの海岸っていってるって」
店員「そうだったね。あそこのお父さんは、いなくなちゃったのよね」
サンタ「それは、何でや」
店員「さあ、はっきりは分からないけど、女性なのかしら。どっか東北のほうにいっていたって」
サンタ「はあ」