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出会いの海岸

第2章 謎の女・・・

女「そう、それならいいわ。お母さんはどういう人」
美幸「どういう人って。忙しくしてる、仕事で」
女「それは残念ね。でも、あなたは立派に育ててもらったわ」
サンタ「立派やあらへんやろ。やることが間違ってるわ」
女「娘が父親と話をしたかったんだから、多少はしょうがないわよ」
サンタ「それは理屈になってへんわ」
女「十分な理屈よ。それぐらいの責任はとるべきなんじゃない」
サンタ「何の責任や」
女「周りに誤解を与え続けた責任」
サンタ「何の話しとるかさっぱりわからん」
女「あなたは今日のことはもう忘れないさい。忘れられないんだったら、いつでもあえばいいのよ」
サンタ「いつでもって、そんなもんしらんわ。赤の他人やぞ」
女「私がそうじゃないっていってるの」
サンタ「私がいってるって、そういう問題やないやろ」
女「私は、もう帰らないと」
サンタ「何や、急に。飯の仕度でもするんか」
有香「そういえば、永作博美は最近結婚したね」
女は、きた方とは別のほうへ、歩き出した。それを、4人は見ていたが、突然振り返って、どこからでてきたか分からない棒で、長い線を引いた。そしてサンタをじっと見た。
女「ここから、こっちは私の世界。もしあなたがきたいのなら来ればいいわ」そういって、ふふふと笑った。サンタは、驚いて、なかなか声が出なかった。
美幸「どうしたんだろう」
有香「きっと昔付き合ってたんだよ」

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