『出会いの海岸』第2章「謎の女・・・」　37ページ

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出会いの海岸

第2章謎の女・・・

美幸「ああ、そういえば、サンタはさっき浮気が原因で離婚したって」
サンタ「余計なこというな。お前ら何もしらんやろ」
女「あなたは来れないわよね。逃げるのがお得意だから」
サンタ「確かに確信ついとる。んなはずないやろ」
女「こっちは、闇の世界。それでも、あなたは幸せなの。どろどろして、抜け出すこともできないのに」
美幸「いってくれば」
サンタ「アホ、冗談で言ってるんや」
女「ふふ、ふふふ。あなたはちっちゃな人間で、いつでもうろちょろうろちょろ、周りを気にしながら生きてるの」
涼子「ふふふ、失笑ね」
サンタ「お前は、いつからそんな口調になったんや」
女「人のことなんか本当には理解しないまま、勝手に転がり落ちてく。でも、そんな人間でもここわ幸せになれるわ」
そういうと、またサンタをじっと見た。そしてふふふと笑いながら、背を向けて歩き出した。４人は、それをじっと見ていたが、突然その姿は、４，５０メートルいったところで消えた。