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出会いの海岸

第2章 謎の女・・・

美幸「あ、消えた」
有香「ほんとだ、なんで」
涼子「幽霊だ。悪霊だったのかな」
有香「まさか」
涼子「それじゃ、その辺に隠れてるの」
美幸「やっぱりいないな。消えたのかな」
涼子「海を潜っていったかも」
有香「そんなわけないじゃない。息が持たないでしょ」
涼子「どっかに隠し持っていたんだよ。道具を。ボンベとか」
有香「ないない」
美幸「ねえ、サンタに会いに来たんじゃない、あの人」
サンタ「しらんな」
美幸「いいの。探さなくて」
サンタ「探して、どうするんや」
美幸「付き合っていたんでしょ」
サンタ「忘れたわ。昔の話や」
有香「きっと、向こうが嫌な思いでばかりしょってるんだね」
サンタ「なにいっとるんや。何もわからんやろ、お前らに」
有香「じゃあ、サンタには、分かるんだ」
サンタ「俺はな、仮に、付き合っていたとしても、あの子とだけってことはなかったわ。だから、一方的に勘違いしてるのかもな」

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