スコアワールド
第6章 Start
白い矢。
それが俺の横をかすめて行ったものだった。
先端は尖っていて、床に数ミリ突き刺さっていた。
「苦労しそうだな……。」
相手が弓矢なら俺は圧倒的に不利だ。
こちらは遠距離用の武器など持っていない。
とりあえずここから離れようかと思案したその時、
「くっ!?」
廊下の窓を突き破って矢が俺に向かって飛んできた。
その内の一つが肩をかすめ思わず呻く。
痛い。
これはサイレントワールドではなかったことだ。
今回は痛みを感じる設定になっているらしい。
肩をかすめただけでこの痛みだ。
死ぬときはどんな苦しみを味わわなくてはならないというのか。
ぞっとする。
とっさに飛び込んだ教室の中でメニューを開き使えそうなものを探す。
武器……無し。
道具……無し。
スキル……。
パキン、と何か固いものが割れたような音がした。
「ッ!?」
背中を預けていた壁に切れ目が入っている。
弓矢の他にも武器を持っていたのか……!!
だが向こうが接近してくれるならこちらも好都合だ。
用心をしつつも教室の隙間から様子をうかがう。
それが俺の横をかすめて行ったものだった。
先端は尖っていて、床に数ミリ突き刺さっていた。
「苦労しそうだな……。」
相手が弓矢なら俺は圧倒的に不利だ。
こちらは遠距離用の武器など持っていない。
とりあえずここから離れようかと思案したその時、
「くっ!?」
廊下の窓を突き破って矢が俺に向かって飛んできた。
その内の一つが肩をかすめ思わず呻く。
痛い。
これはサイレントワールドではなかったことだ。
今回は痛みを感じる設定になっているらしい。
肩をかすめただけでこの痛みだ。
死ぬときはどんな苦しみを味わわなくてはならないというのか。
ぞっとする。
とっさに飛び込んだ教室の中でメニューを開き使えそうなものを探す。
武器……無し。
道具……無し。
スキル……。
パキン、と何か固いものが割れたような音がした。
「ッ!?」
背中を預けていた壁に切れ目が入っている。
弓矢の他にも武器を持っていたのか……!!
だが向こうが接近してくれるならこちらも好都合だ。
用心をしつつも教室の隙間から様子をうかがう。