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おそらくは生き返った時に完全にふさがれたのだろう。

無くなったものもないようだ。

この場にはひどく不釣り合いな浴衣姿で教会をでる。

教会があるということで予想はしていたが、ここは街のようだ。

街はこれまた浴衣に似合わず西洋風の街並みだった。
武器屋や宿屋。
ＲＰＧにはおなじみの酒場などもある。

とりあえずはここを拠点に動こうと決め、近くの道具屋に歩き出す。
歩きながら確認してみたところ街の地図は道具屋で買えることが分かった。
地図がなければ迷ってしまう可能性もあるためまずはそれを買うことにした。
人が好さそうな道具屋の主人から地図を買い地図を開く。
街は予想以上に大きくすべて見て回るのはかなり骨が折れそうだった。

ここを拠点にすると決めたのなら宿の一つでも押さえておきたいところだ。
初期装備と一緒にこの世界の通貨も渡されていたようで一週間程度は節約すれば特に問題なく過ごせるようだ。
ちなみに通貨の単位は円。
現実世界と変わらないことに若干の違和感を感じるが知っている通貨の方が使い勝手がいい。

近場の宿屋を回ってよさそうな場所を探す。
だが、宿屋はどこも同じ値段で安そうな場所はなかった。

使い勝手がいいようにフィールドから一番近い場所に宿屋をとる。
今日のところはここで休もうと部屋に入る。
部屋は特に変わったところもなくベッドとタンス、椅子などがある程度だった。