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スコアワールド

第7章 Re start

浴衣のままベッドに倒れこみ目を閉じる。

「はぁ……。」

軽くため息をつき、俺はゆっくりと眠りについた。





未来が眠りについたころ、瓦礫と化した学校の上に座る人物がいた。
黒一色の服を身にまとい、死神の面をつけた人物。
肩に軽くもたれさせている鎌にはどす黒い赤が点々とついている。

「また、来てしまった……。」

ひび割れた仮面の奥から血のような赤い目が覗いている。
そこに映るのはナイフを手にした男。
その眼はまっすぐに死神を見つめている。

「よう……こんなところで奇遇だな死神。」

「……。」

死神は声を出さない。

「俺の記憶を返してもらいに来たぜ。」

距離を置いて突き付けられたナイフが薄く発光する。

「……無謀。」

ポツリとひそやかに声を出す。

「ふん。…構えろよ死神。」

足を静かに引き、

「行くぞぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁ!!」

一筋の閃光が走った。

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