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なんでもいいと言ったのは俺だしな。

「ところで、二人はこの街にどのくらいいるんだ？」

和食がおいしいなどと言っていたしそれなりにいるんだろう。

「ざっと一か月くらいですかね。おかげでこの街のことはそれなりに詳しくなれました。」

「一か月か……。」

その答えに思わず顔をしかめる。

「どうしましたか？」

「いや……。俺がこの世界に来たのって昨日なんだ。俺はてっきりみんな同時にこの世界に来たんだと思ってたんだが……。」

「昨日、ですか。今川さん。その間誰かに殺されませんでしたか？」

「え？」

「やはりそうですか。一か月ということはおそらく死神にやられたのでしょう。」

「！？なんでわかるんだ？」

「デスペナルティーですよ。」

ナハトの話によると死んだプレイヤーは一定の時間をかけて復活するらしい。

復活までの時間がどういう基準で決められているかは分からないが、死神の場合はかなりの時間をかけなくては復活できないそうだ。

「ん？ていうかなんでそんなこと知っているんだ？」

「その話は中でしましょうか。あまり楽しい話ではありませんが気楽にやりましょう。」

そう言って微笑むとナハトはファミレスの中に入っていった。