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「僕たちはクリアしているので受けることはできませんが、協力することはできます。」

そう言いながら何やらウィンドウを操作する。
ナハトが指で何かを押す動作をするとともに俺の目の前に勝手にウィンドウが開く。





『“小夜曲”に誘われました。
入りますか？
　　　　　　　YES or NO』




「これは……？」

「パーティーのお誘いですよ。これに入れば各自が受けているクエストを協力してクリアすることが可能です。」

ナハトの説明を聞きながらボタンを押す。
“小夜曲”に加入しました！、という文字が点滅。
すぐに消える。

「さて、ではいきましょうか。」

ナハトにクエストの詳細を聞きながら俺たちは街の外に歩いて行った。




「ここですね。」
ナハトの言うとおりに立ち止まる。
街の近くにある洞窟。
何処か暗鬱な空気が滲みだしている。