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テニスの王子様かもね

第3章 泊まり

〜ハルトの部屋〜

ハルトは椅子の上で本を読みながら朔夜の言った事を考えていた。

ハルト:行きたいのは山々だけどな…明日もやる事あるし…弁当、作ってやるか…

ハルトは部屋の壁にある電話を取り、朔夜にかける。

ハルト:朔夜?俺は明日、行かないけど弁当は作ってやる。

朔夜:<わかったよーおやすみ☆>

それだけで電話が切れた。ハルトは電話を戻すと、本棚から本を取出し読み出した。遺伝子学に関する本は1000ページを軽く越える。ハルトはついつい読み更けてしまうのだ。

ハルト:そういえば…

ハルトは本を置き、机の上の写真を見た。そこにいたのは戦争で戦い合った仲間達との集合写真。

ハルト:ユリ…アオイ…もうすぐ命日だな…

ハルトは亡くなった如月家の双子の女の子達を思い出していた。

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