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テニスの王子様かもね

第4章 記憶

ハルトは立海組に作った弁当を渡して、朝練に行った。朝練では普通にしていたが、夢が記憶に引っ掛かっていた。

ハルト:<あの子…誰だっけ…?>

桃城:ハルト!?

桃城が大声で声を掛けてきた。桃城はハルトの顔を指で指していた。指摘された顔を触れると濡れていた。目元から涙が出ていたのだ。

ハルト:!?

ハルト自身も驚いていた。泣いているのに気付いていなかったのに…しかもこんなに大泣きしているのはあの時以来だろうか。

手塚:如月、あっちで休んでいろ。

取り敢えず、言われた通りベンチに座った。するとハンカチを出される。

ハルト:大石…副部長…

大石:使っていいよ。

ハルト:ありがとうございます。

ハルトはハンカチを使わせてもらった。

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