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ハルトSide

〜2時間30分後〜

ハルト:はぁはぁはぁ…くそｯ!

ハルトはだいぶ怪我をしていた｡左目蓋の上が深く切れ､鮮血が止まらずに流れ続けている｡唇の端についた血をスタンガンを持っている方の手の甲で拭った｡学ランの上着は目隠しに使用し､ボロボロになっていた｡Ｙシャツやズボンも所々で破れている｡

雲村:<素晴らしい!!
次に強化剤をさっきの10倍入れて､４頭入れろ>

玲奈:<如月くぅん
諦めて､玲奈のモノになってよぉ?>

最低な親子の声を聞き､ハルトは遂にキレた｡ＳＥＥＤを発動させる｡

ハルト:断るｯ!!
誰がてめえのモノになんかなるか!!

ハルトはスタンガンを構え直し､虎を見た｡すると､上空から…

ハルト:やっと来たか…

ドーン!!!

と屋根が崩れた｡ハルトはその隙に虎へスタンガンを当てていく｡一体暴れ､ハルトの左腕に虎の前足が当たった。
バキッ!!
ハルトの左腕の骨が折れた音がした｡
ハルトは左腕を押さえ､屋根が壊れた下を見て不適に笑みを浮かべた｡

ハルト:遅ぇよ…
朔夜…

そこには朔夜と青学&立海Ｒメンバーが立っていた｡