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テニスの王子様かもね

第2章 青春学園へ

アメリカ時代を過ごしたリョーマがいたのはハルトは知っていたが、リョーマは来る事を聞いていなかった為驚いている。

ハルト:竜崎先生の推薦で“9人目”のレギュラーなので何かあったらヨロシクオネガイシマス。

最後の方は棒読みで自己紹介を終わらせた。

手塚:如月、少し打て。

ハルトはラケットを再び出し、左手で持つ。本来は右利きだが、序盤や相手の様子見で左手で持つ。手塚部長にボールを3つ、そっから反対側のコートの奥にコーンが6つ立っている。

ハルト:成る程な…!

ハルトは1つ目のボールを打った。それでコーンを3つ倒す。周りがガヤつくがハルトは無視している。2つ目のボールで残りの3つも倒した。

ハルト:ご満足頂きましたか?部長。

手塚部長は頷き、

手塚:テニスの腕はレギュラーに入れる分ぐらい十分だ、これから…

これから宜しくしてくれと言う前にリョーマが遮る。

リョーマ:ハルト、本気でやってよ。

リョーマの言葉にハルトは肩をすくめ、周りは疑問に思う。

ハルト:もう1球もらうよ。
ハルトはラケットを右手に持ちかえる。それでわかった人もいたようだ。

ハルト:はあッ!!

ハルトの打ったボールはフェンスに当たり、フェンスの形のボールの形になるまで歪ませた。

ハルト:リョーマ、これで満足か?
リョーマ:まあね、左手でやってるの初めてみた。

その言葉にハルトは肩をすくめ、部員は驚いた。

ハルト:ルームシェアしてる奴との打ち合いで左手を使う事を練習してるんだ。

ルームシェアなんて事はしていないが朔夜との打ち合いは事実。朔夜の技を返す時に左手を使う方が返しやすいのだ。

竜崎:今日の朝練はここまで!!

部員:あーざーしたッ!!!

ハルトは竜崎先生と職員室へ戻った。

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