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種×庭球<青学>

第1章 トリップ

ハルト:着艦許可、ありがとうございます。ハルト・如月です。

ラクス:災難ですわね。
私ラクス・クラインと申します。

自己紹介をしていると、艦が揺れた。ラクスが倒れそうになったのを手塚が支えた。

ラクス:ありがとうございます。

手塚:いえ…

リョーマ:どうなってんすか?

護衛①:地球軍が攻撃してきています!!

護衛②:ハルトと言ったな、その救助船にはラクス様も入れるか?!

ハルトはこの時知った…
この人達の運命を…

ハルト:入りますが、貴方達は!?
ここでまさか…
そんなの駄目!!生きなくちゃ!!

演技ではなく、本心から思った事だった。

護衛①:ラクス様を頼む、
君達なら平気だ…

大石:貴方達も逃げて下さい!!

護衛②:大丈夫、俺達も逃げるからな。さぁ、入ってくれ。射出する。

護衛の人達に救助船へ押し込まれ、ハッチを閉められた。救助船は射出した。
ハルトはシルバーウィングを襲っていた艦を見て愕然とした。

ハルト:モント…ゴメリ…

かつてフレイの父と共に宇宙へ消えていった艦がシルバーウィングを襲っていたのだ。

ハルト:この宙域を離脱しよう。
それからまた救難信号を出そう。

ハルトの言葉にラクスを含め、全員が頷いた。

〜宙域②〜

ハルト:皆、ラクスには俺達の事を話そう…いいね?

青学Rメンバーは頷いた。

ハルト:ラクス…
信じられないかもしれないけど、俺達は未来の…違う世界から来たんだ。

ラクスは驚き、目を見開いた。

ハルト:俺達は青春学園って言う学校のテニス部で、つい最近大会を優勝したんだ。少し経ってからこのメンバーで合宿に行こうとした時にここに飛ばされた。
俺はその世界の前、それがこの世界と同じなんだ。そこであった戦争の事、ココから5年後を知っている。
俺達はこの世界で…戦争を止めたい。ラクスにはその協力をしてほしい。

ラクス:…信じられないですが、私はあなた方が嘘を付いてるようには思えません。信じましょう。
手伝わせてくださいな。

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