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戦場でのエッチは死者への冒涜

第6章 内通者発覚

「白夜叉さん…西山…逝っちゃったアルナ…」

「ああ」


土にたくさんの刀や遺品が刺さった簡易墓地に西山の遺体を土に入れ、埋める。
そこに、西山の刀を刺し、手を合わせて供養した。

「西山…お前の事一生忘れないネ。」


「神楽は俺が幸せにするからよ西山…テメェはあの世で笑って暮らせよ。」


二人はそう言うと、墓に背を向け歩き始める。


宿に帰り机にあるラジオの電源を入れ情報を聞く。


「え~まずは高槻の大規模な戦争のお伝えです。
天人死者6万9千500匹
戦場隊の死者200八人です。よってこの戦争は高槻市民の勝ちです。
天人は敗れました。
皆様平和な生活をお過ごし下さい。」


ラジオが終わり、白夜叉と神楽は顔を見合わせた。

「勝った!勝ったアル!天人に!これで私達はもう自由ネ!白夜叉さん私達勝ったアルヨ!」
「ああ。これで俺達はアイツらに縛られねーで生活出来るんだな!」


喜びのあまり二人は手を繋ぎステップした。


「でも西山が生きて居たら…」

神楽が悲しそうに呟く。

ギュッ…


いきなり抱き締められ、神楽はビックリする。


「神楽…今夜俺の部屋来て来れねーか?」

「分かったアル。」



神楽はそう言うと、「トイレに行って来るネ。」と言い障子を開け、出て行った。

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