私のこと知らないくせに。
第5章 再開
薫side
教室に入って、春樹とじゃれ合ってると
ふわっと甘い香りが漂ってきたと思ったら
春樹にすごく綺麗な黒髪の女の子が抱きついてた。
「ただいまっ」
この声って…。
春樹のせいでその子の顔が見えないけど。きっと
「…紗那?」
やっぱり。
「え、さーちゃん?」
気づいてなかったように俺はいう。
「んっ」
「会いたかった」
紗那の苦しそうな声が聞こえると思ったら
春樹が思いっきり抱きしめてた。
あーあ、そんなんじゃ紗那が潰れるでしょ。
「はいはーい。ストーップ
はるちゃん、離れなさい。さーちゃん潰れちゃう」
「うるせぇ」
「ガキか!ほーら、離れる離れるっ」
「わーったよ」
そう言って、名残惜しそうに離れる春樹。
紗那まで、そんな顔するのか。
「あ、あの!私…ごめんなさい!」
ていうか!
「さーちゃん!そんなに、風邪やばかったのぉ?
凄い痩せてるよぉ、だいじょーぶなの?お父さんしんぱーいっ」
ほんと、前とパーツ同じだけど。違う人みたい
ちょっと、本当に心配だ。
ぎゅっ
「ふぇ」
ふふ。かわいー反応だなぁ
「ほんと、お前どーしたんだよ。
そんなにつれーなら俺たちに頼れよ。」
と、はるちゃんがドサクサに紛れて。
俺から、紗那を引き剥がす。
んもぉ、俺だって心配なんだよぉ?
教室に入って、春樹とじゃれ合ってると
ふわっと甘い香りが漂ってきたと思ったら
春樹にすごく綺麗な黒髪の女の子が抱きついてた。
「ただいまっ」
この声って…。
春樹のせいでその子の顔が見えないけど。きっと
「…紗那?」
やっぱり。
「え、さーちゃん?」
気づいてなかったように俺はいう。
「んっ」
「会いたかった」
紗那の苦しそうな声が聞こえると思ったら
春樹が思いっきり抱きしめてた。
あーあ、そんなんじゃ紗那が潰れるでしょ。
「はいはーい。ストーップ
はるちゃん、離れなさい。さーちゃん潰れちゃう」
「うるせぇ」
「ガキか!ほーら、離れる離れるっ」
「わーったよ」
そう言って、名残惜しそうに離れる春樹。
紗那まで、そんな顔するのか。
「あ、あの!私…ごめんなさい!」
ていうか!
「さーちゃん!そんなに、風邪やばかったのぉ?
凄い痩せてるよぉ、だいじょーぶなの?お父さんしんぱーいっ」
ほんと、前とパーツ同じだけど。違う人みたい
ちょっと、本当に心配だ。
ぎゅっ
「ふぇ」
ふふ。かわいー反応だなぁ
「ほんと、お前どーしたんだよ。
そんなにつれーなら俺たちに頼れよ。」
と、はるちゃんがドサクサに紛れて。
俺から、紗那を引き剥がす。
んもぉ、俺だって心配なんだよぉ?