IF……餃子を食べたら?
第4章 蓮くんに餃子を食べさせてみた
一「愛実ちゃん、こっち来て」
ベッドに腰掛ける蓮くんの前に行くと、
そっと腰を抱き寄せられた。
一「…よかったの?麗子ちゃん断っちゃって…」
愛「いいの。予約はまた取ればいいんだし。それに…私も蓮くんと一緒にいたいから」
一「愛実ちゃん…」
蓮くんが顔をあげる。
腰にまわしていた腕が、優しく私の腕を引き寄せて、
唇が重なった。
愛「蓮くん……ありがとう」
一「……ん。ねぇ、愛実ちゃん。仲直りしよっか」
愛「えっ?」
グイッ!
愛「えっ、わっ、ちょっと」
ドスン
蓮くんが少し強めに私の腕を引っ張る。
おかげで、蓮くんの上におおい被さるような形でベッドに倒れ込んだ。
愛「もう、蓮くん引っ張ったら危ないよ……んっ……」
私の体を支えていてくれた手がそっと後頭部へ移動し抱き寄せられた。
一「たまには…このアングルもいいよね?」
愛「えっ…ん……っ」
幾度も角度を変えて重なり合う唇。
大好きな蓮くんの温もりが
私を甘い熱へと誘(いざな)うのだった。
―ふわっ―
蓮くんの柔らかな髪の毛が頬くすぐったのだろう。
ふと、目が覚める。
蓮くんは小さな寝息をたてている。
(なんだか喉乾いちゃったな…)
蓮くんを起こさないようにそっとベッドを抜け出した私は、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。
トクトクトクトク……
グラスに注いだ水の音が部屋に響く。
まだ外の鳥達でさえも起きていない、静かな街。
夜明け前のうすく明るい空が、静寂な今と繋がる。
一「みーつけた」
蓮くんがそっとお腹に手を回して抱きしめた。
ベッドに腰掛ける蓮くんの前に行くと、
そっと腰を抱き寄せられた。
一「…よかったの?麗子ちゃん断っちゃって…」
愛「いいの。予約はまた取ればいいんだし。それに…私も蓮くんと一緒にいたいから」
一「愛実ちゃん…」
蓮くんが顔をあげる。
腰にまわしていた腕が、優しく私の腕を引き寄せて、
唇が重なった。
愛「蓮くん……ありがとう」
一「……ん。ねぇ、愛実ちゃん。仲直りしよっか」
愛「えっ?」
グイッ!
愛「えっ、わっ、ちょっと」
ドスン
蓮くんが少し強めに私の腕を引っ張る。
おかげで、蓮くんの上におおい被さるような形でベッドに倒れ込んだ。
愛「もう、蓮くん引っ張ったら危ないよ……んっ……」
私の体を支えていてくれた手がそっと後頭部へ移動し抱き寄せられた。
一「たまには…このアングルもいいよね?」
愛「えっ…ん……っ」
幾度も角度を変えて重なり合う唇。
大好きな蓮くんの温もりが
私を甘い熱へと誘(いざな)うのだった。
―ふわっ―
蓮くんの柔らかな髪の毛が頬くすぐったのだろう。
ふと、目が覚める。
蓮くんは小さな寝息をたてている。
(なんだか喉乾いちゃったな…)
蓮くんを起こさないようにそっとベッドを抜け出した私は、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。
トクトクトクトク……
グラスに注いだ水の音が部屋に響く。
まだ外の鳥達でさえも起きていない、静かな街。
夜明け前のうすく明るい空が、静寂な今と繋がる。
一「みーつけた」
蓮くんがそっとお腹に手を回して抱きしめた。