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ちび恋

第1章 幼馴染




いつものように学校へつくと窓際一番後ろ、
自分の席へつく。



いい天気で日差しがいい。

眠たくてウトウトしているとー‥




「ちょーーっと!悠!あんた、新入生の噂、きいた?」


私の友達、板野 真美(いたの まみ)が血相をかえて
わたしへとかけよってきた。



「なに、新入生のうわさって‥またイケメンでも見つけたのー?くだらな笑笑」




「いや、ちがうんだって!イケメンはイケメンでも
格がちがうんだって!!!」



あーはいはい、真美はほんとにイケメンが好きだよねー
とさらっと流しながらウトウトした瞼を降ろす。




あたしはイケメンとか興味ないしー
彼氏とかもいらないとか思ってるから。笑





真美はそんな私を心配してるけど、
あたしの人生だからあたしがやりたいことも、好きなことも決めるし!



私の意識が途切れかけた頃、








廊下側から、だろうか





「きゃあぁあぁあぁあぁああああぁあ!!!」


大勢の女子の悲鳴が聞こえる。






え?殺人事件?


私がおどおどとしていると、
真美が目を輝かせた。



(なんでこんな状況で喜んでんの!?こいつ!)


なんておもうつかの間。




こちらに悲鳴がだんだん近づいてくる。



悲鳴が大きくなっていく。




一体、なんなのよ‥






ゆっくり寝たい。
寝かせてくれ。


あたしは眠たいんだ‥





再び瞼を降ろし、寝る準備完了。


悲鳴なんて関係ない、あたしは寝るよ。










しかし、悲鳴が近づいては近づいてくる


そして、止まった。












‥私の席の、まえで。

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