テキストサイズ

触って、七瀬。ー青い冬ー

第8章 初夜の残像



高梨がずるっと棒を抜いた。

「あっ…」

寂しい、切ない。
早く太い棒で突いてほしい。
満たしてほしい。甘い刺激がほしい。

びーっ、と機械音がした。

僕は聴き覚えがあった。

ぶるっ

「んやっ」

穴に振動が伝わる。

「奥まで我慢できるか?」

高梨が震えるそれを指で奥まで押し込んでいく。

「んっ!んんっ!」

ぶるぶると穴の中が刺激される。

奥まで突っ込まれて、それを良いところに押し当てられた。

「はっあああっ!
ああっ、やだっ、やだっ、いっ…い」

びくびくと身体が跳ねた。

いった…のか?

速すぎてわからなかった。
射精はしていない。
でも今、確実に絶頂に達してた。

「ああっ」

太い高梨の棒がまた入る。

「あぁ…良い」

太くて…たまらなくいい。

高梨がぐっと奥まで押し込むと、
バイブがいいところにまた当たる。

「んやっ、んっあ!ひっあ」

腰が勝手に上下に揺れる。

ぱしっ、と臀部が叩かれた。

「いったい…」

「腰、動かすな」

高梨は腰を引き、また打ち付ける。

「む、り、はぁっ、あああっ、」

ぶるぶるぶる、とバイブが良いところを高速で刺激した。腰は言うことを聞かず、静止させようと思っても快感の波に揺れる。

「動いちゃっ…」

ぱし、とまた叩かれる。

「い、たぁ…」

ぱしっ

「はぁあっ、あっんっ」

何で…叩かれる度に身体が熱くなって、
腰はどんどん制御できなくなる。

「腰、動かすなって」

高梨は僕の腰に冷たい手を当てた。

「わかっ、てる、けど…」

ばんっ

「んやぁあっ…ひっあっ」

きゅん、きゅんと穴が痙攣する。

「…お前感じてんの?」

高梨の手が腰をさする。

「ちっが、う」

「じゃあこれ何?」

高梨の指が、僕の棒の先端をくちゅくちゅとこねる。
先端から透明な糸が垂れていた。

「中が、良いから…」

「ふーん?」

ぱしっ

「んぁっ…ぁ…」

何で…?気持ちいい…
ヒリヒリと痛む肌が、中に刺激を伝えているみたいだった。

「締め付けてんなぁ、七瀬」

「言、うな!」

高梨がまた動き出す。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ