テキストサイズ

触って、七瀬。ー青い冬ー

第9章 木村千佐都の不覚


私の顔は熱くなった。
伊織が卑猥な言葉をここまでストレートにいってしまうなんて、恥ずかしい。

「むちゃくちゃに壊したい」

指はお腹の裏の、ぷるぷるした出っ張りを擦る。

「あ、い…や」

「ここ、ふわふわする?」

「なんか、出そう」

これは尿意?

「いいね」

伊織はそう言ってそこを強く擦り始める。


「ん…や、出そう…」

「出してもいい」

伊織はそういうけど、この床に自分の尿を撒き散らすなんて絶対嫌だった。



「嫌、あ」

本当に出る、嫌だ。


体をよじらせると、やっと指が抜かれた。

「このへんでそろそろ」

伊織が言って、それらしいものがとろとろした入り口に当てられる。

ぐり、と太いものが入り口を押し拡げる。

「いったい!」

「痛い?」

伊織は聞きながら、もっと奥まで押し込む。

「ああっいっ、いった」

鈍痛がお腹を圧迫する。
嫌だ、このままじゃ本当に死にそう。
大きすぎて…



「無理、嫌」


机に上半身を倒れこませ、振り向いて伊織を見る。


「痛がってんのそそる」

伊織が微笑を浮かべている。
私の苦しみも知らないで。

「最、低」

伊織はまた奥に押し進める。

「ひっ、い、」


痛い、怖い。どこまで入れるつもり?


「悪いね、そういう趣味で」

伊織は一気にぐちゅり、と音を立てて一番奥まで突き刺した。

「んあっあああ」

奥にこりっという何かがあって、それが突かれると痛い。

「処女には早過ぎるな」

伊織は奥に押し当てたまま動かない。

「あんたの、せい…痛い」

こんな棒一つで痛かったら、子供を産むってどういう痛み?

「悪いけど動くよ」

伊織は私の腰を掴んだ。

「無理!駄目、壊れる!」

伊織はゆっくり腰を引き始める。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ