触って、七瀬。ー青い冬ー
第9章 木村千佐都の不覚
「そう、だからそそる」
「い、や…」
ずるずると中が引き出されて、
急に楽になった。
「はぁ、は…」
「これでお前も汚れたな」
「だまっ…」
ぐちゅり
「っいっ!いっ…あああ」
太くて大きい棒は、私の硬い中をまた無理やりにこじ開ける。
「うっ、い、いた」
痛みでおかしくなりそう。
「泣き顔最高、えろい」
「うっい、いっ…」
伊織が私の腰をつかみ、ゆっくり抜き差しする。
ヒリヒリ、ズキズキなんて痛みじゃない。
「ここも痛い?」
伊織の棒は角度を変えて、覚えのある場所を突いた。
「んっあっや」
尿意がまたこみ上げる。
「出ちゃう、出ちゃ…」
ぐり、ぐり、くちゅ、くちゅ、
出っ張ったところがだんだん熱く腫れていく。
「いっや、あ」
少しずつ、刺すような鈍い痛みが薄れてきた。
「ん…んっ、はっ…」
ずっと尿意と思っていたそのふわふわとしたおかしな感覚も、だんだん違うものに変わっていく。
「はっ、あ、ああっんん」
このじわじわと押し寄せる鈍い気持ち良さ
は何?これは気のせい?
伊織はお腹の裏のそこを何度も何度も繰り返し、繰り返し擦った。
しつこい刺激に、もう痛みにも慣れて、
中は快感を覚えようとしてもっと柔らかくとろとろにとけている。
「んん、んん」
甘い感覚はどんどん大きくなる。
私の身体が伊織の刺激を快感に変えていく。
「ああ、あっ、あ」
ぱん、ぱん、ぱん
伊織の腰もさらに早く打ち付けられる。
こり、こり、と反り立った棒の先端は私の好きなところに遠慮なく擦られる、
「ああんっ、そ、れっ、いやぁ」
「初めてのくせにもう感じてんの」
私は伊織とセックスしているということを思い出した。この、中で擦ってるのは伊織の…
「はっ、ああっん、んんっ」
「声外に聞こえるよ」
ここは生徒会室。
まだ部活は終わらない時間。
誰かが通ってもおかしくない。
私は口をぎゅっと結んだ。
「ん、んっんんん」
伊織は何回、誰とヤってきたんだろう。
想像もつかない。
処女の私を躊躇わないで犯してしまうのは、今までの女子の経験があるからでしょ。
棒は角度を変えて、一番奥をついた。
「んんっんんん」
「これ気持ちいい?」
棒が一気に全部抜かれて、また根元まで、奥まで突き刺さる。
「んふっ、んん」