触って、七瀬。ー青い冬ー
第11章 薔薇の蜜
そんなことを思い出して授業中に勃起したとか、バレたら死んでもいい。
死にたい。
俺は最低なクソ野郎で、千佐都や他の奴に何度かそう言われたことがあって、ああ、やっぱりそうだったのかと思い知った。
苦しむ姿に欲情する?
頭がおかしい。
多分、例の《先生》くらい頭がおかしい。
それで…もう駄目だ、
これは欲求不満が原因だと思った。
「千佐都」
「何よ伊織、随分早いじゃない。
やっと役員らしくなってきた」
その日は生徒会で、放課後、生徒会室に入った。
「色々あってさ」
千佐都のスカートから覗く腿を見た。
なかなか良い。悪くない。
千佐都は多分、嫌がらない。
「欲求不満ってやつ」
「男って常にそうでしょ」
「たしかに」
俺は千佐都の手を取った。
「でも、女もだろ」
「それは違うと思うけど」
千佐都はやはり、嫌がらない。
指を絡めて、手のひらを合わせる。
千佐都の細い肩に顎を乗せた。
「何で」
「私は違うから」
千佐都の髪は柔らかくて、シャンプーの香りした。
「あっそ」
千佐都の首にキスをした。
「ん…」
千佐都は息を漏らした。
「またここでするつもり?」
「そう」
千佐都の白いシャツの上から脇腹を手のひらで撫でる。華奢で、驚くほど細い。
その細いウエストが好みだ。
巨乳を強調している。
「役員のみんな、これから来るんだからね」
千佐都はそう言って俺の手を掴んだ。
「全校生徒に見せれば?
生徒会長の美しいカラダ」
千佐都の手は強くは抵抗しない。
シャツのボタンをちぎるように外していく。
「みんな悶絶するわね」
「ああ、俺は一部の男子に恨まれるな」
誘うような、レースのついた胸の下着をあっけなくずらしてしまう。
「一部じゃなくて全部でしょ」
千佐都はよく言えば?自信家だ。
「…かもな」
少なくとも、約一名は俺がどうしようが気にも留めないだろう。
あいつ、千佐都とか興味なさそうだし。
「んっ」
丸い突起を舐めたり吸ったり、
赤ん坊のような気分だ。
「っはぁ…あ」
「声、抑えないんだ」
する、と膝を足の間に滑り込ませる。
「っん、んん」
湿っているパンツを、膝で擦る。
「っん、んんん」