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触って、七瀬。ー青い冬ー

第15章 指先の快楽




びくびく震えている七瀬の胸にローションを垂らす

桃色でぷっくりと膨らんでいる突起に、人差し指でローションを伸ばす

「んやぁっ!」

背中を反らせて胸を突き出した
突き出された突起は綺麗にぴんと張っている
指でそれをつまんでこねた

「ま、っ…て、や、やっあ…」

七瀬の爪が腕に食い込んだ
爪でその先端をかりかり引っ掻いた

「あっ…ぐ…」

七瀬が息を止めたままびくびくと震えた


「っんんん…ん…ぐ…」

力が抜けて俺に体を預けたまま、まだ痙攣している

また腫れ上がって敏感になってるその突起を指先でこすった

「あっひ…んはぁあぁ…」

「またイきそう?」

七瀬が首を振った

「じゃあまだ我慢できる?」

「んんっ…は、はぁ、」

また七瀬が首を振った

「なんで?まだ全然大丈夫だよな」

「ち、がっあぁ…」

「ここだけで2回もイかないよなぁ」

「ふ、ふぁ、あっ、む、りっ」

「ほら、あと5秒我慢して」

「むり、や、だ!」

七瀬が逃げようとするので、足を絡ませて捕まえる

「ごーお」

「っ…」

七瀬が息を止めた

指はまだ先端を優しくつまんでいじめている

「よーん」

「っふ…ふ、」

ぴく、と肩が跳ねた

「さーん、にーい…」

数えるのをやめてキスをした

「っん、んんんんっ…!」

七瀬の肩がびくびくと震えた


エレベーター前の七瀬を思い出した
女に詰め寄っているこいつは別人みたいだって

相手が男だろうと女だろうと、いくらでも誘惑して釣り上げられる
それを見せつけられた

とんでもないな、お前は


「…は、ぁあ…」

でも今は俺に翻弄されて目をとろけさせて
ふるふると震えている

わからなくなる

俺の前ではそんなに怯えた目をしてるのに
たまに見せる男の顔とか
たった一人で歩いてきた強さとかを見ると
わからなくなる


「…いち」

七瀬は潤んだ目で俺を見た

「…数えるの遅い、馬鹿梨」

七瀬が拗ねてる

「…はは」

「なっ…何、気持ち悪いんだけど」

やっぱり七瀬は七瀬だ
天邪鬼で臆病で強がりで
俺によく似てる、でも違う


「イキ顔可愛かった」

七瀬が顔を真っ赤にした

「やめろ馬鹿」

「何で?かわいいよ七瀬」

「黙れ馬鹿」

「はいはい」




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