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触って、七瀬。ー青い冬ー

第15章 指先の快楽



「悲しむだぁ?本気で言ってんのかあんた」


「ああ、彼は本当に私を慕ってくれていた」


「…」


「信じないのならそれでも構わない、
しかし本当に彼を傷つけることになったら、
それは君にとっては望ましいことじゃない。
もちろん私にとっても」


彼はナイフの刃を離した


「あんたは最低だ」



「…だろうね」



……





「ああっ、はぁ…あ、あ」


「っ、はぁ…」


「っひ、くっ、いく…」

「…は」

尻をビクビクと上下に揺らして、爪先立ちになったまま歯を噛みしめている


「こんなとこで…だめ、だって…」


ここは体育館裏、朱鷺和学園ではなく、
久郷学園の。


「誘ってきたのお前だろ?何言ってんの
こんなに勃たせちゃって」

「ぅあ、あ」

「めちゃくちゃ良い反応」

久郷学園っていうのは、ちょっとした因縁のある学校だった。


「誘ってない、し…」

「応援席で勃たせてたよなぁ?見えてたよ全部」

「ち、違う…うっ、は、んあああっ」

奥に押し込むと、気持ち良さそうに息を漏らす


「奥、いいんだ?」

「い、いい」

「もっと突いてやろうか?」

「つ、突いて」

「もっと丁寧にって何度教えたら覚えんだお前」

「奥…突いてください」


「どこ?」

「お、しり…奥…」


「んー、ここかな?」

少し抜くと、んん、と首を振る


「こっちか」

「っあ!」

少しだけ奥に入れる

「ここか?」

「もっと…」

「もっと奥?ここか」

ぐっと一番奥まで挿し込む

「っあ、あ、あ」

奥に当てるだけで、細い腰が震え始めた

「な、ここ?」

確かめるように押し付けると、また腰がガクガクと震える


「はぁ、ぁ、あ、い、く」

「聞いてる?」

「っ…ぁああ」

彼の棒の先から、ぼた、と白い粘液がこぼれた


「勝手にいくなって言ったよな?」


「…っ…はぁ、ああ」

ぼた、とまた溢れた


「言うこと聞けないの?」

「ご、ごめんなさい」

「何休んでんだよ腰動かせ」

「っう、あ、…」


こんな事してる場合じゃない…ということはわかっている。しかし、それにしても今日は我慢することはできなかった。
そう、俺が。






「行くぜ朱鷺和ー!ファイト!」


俺の声が真新しい体育館に響いた。

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