触って、七瀬。ー青い冬ー
第16章 薔薇戦争
すり、と先生が腰をずらすと
また擦れる
「っふ、っ…ぁ、っ」
先生の体を押し返しながら、
与えられる刺激に耐える。
「反応を見せたら相手を喜ばせるだけだろう。
逆に、君が勝手に声を出すのを好まない奴もいる。
口は閉じておいた方が身のためじゃないか」
先生はそう言いながら、すり、すり、
ともどかしく執拗に股間を刺激する。
「せん、せ、ぇ…や、っ…ぁ」
びりびり、と痺れる腫れ上がったもの。
僕の濡れているパンツも、もう粘液に侵食されていた。
「私は君の先生ではない、
強姦しようとしているただの男だ。
君より何倍も力がある。
これは訓練なんだ。真剣に考えなさい」
先生は腰を振り続ける。
ぬるぬるとした液で先生のジーンズもぐちゃぐちゃになった。
「あ、んっ、…っふ、ふっあ」
先生は、引きちぎるように僕のシャツのボタンを全て外した。
「ああ、もうシャツが脱がされてしまったよ?
こんなに白くて若い肌を見せて、
犯人を誘っているようなものだ」
唇を閉じて、声や息を抑えようとするのに、
どうしても漏れてしまう声には嫌気がさした
「可愛い色をして、こんなに大きくして…
君は誰に犯されてもこんな風になるのかい?
そんなはずはないだろう?」
先生は、指先で僕の胸の突起を挟んで擦り上げた。
「んんんっ!」
いい…敏感なところが喜んでいる。
すっ、すっと指先がピンク色の突起を撫でる
「っん、は、ぅあ…、んんぅ」
血液を集中させて、もっと刺激を感じ取ろうと
「っい…い、い」
すり、すり
その指の感覚を逃すまいと
大きくなって
「夕紀君?口を閉じていなさいと言ったはずだよ。
そんなに声を上げたら、
まるで喜んでいるみたいだ」
「っ…はい」
先生はうなづいた。
「そうだ、そうしていなさい」
「は、」
ぬる、と先生が腰を振った
「っんああ!」
どうして、こんなに敏感に…
先生が僕の目を覗き込んだ。
「…夕紀君、
どうして私のいう通りにできないんだ?
口を閉じろと言ったんだよ。
もし君がこの訓練に真剣に取り組む気がないなら、
私は無理強いはしないが」
先生が、がっかりしたように言う。
「…できます」