触って、七瀬。ー青い冬ー
第16章 薔薇戦争
「ほら、気持ちいいだろう。
人間にはできないことがあって当たり前なんだよ。
こうして君のここが快感に抗えないことも
それも当たり前のことなんだ」
先生は、しなやかな指先で先端をくりくりとこね回した
「っい、っあ、いくっ、せんせ」
悪い子、悪い子なのに
「ああ、いいよ。好きなだけ出してごらん」
先生はいつだって優しかった
「っああっ…!」
先生は僕を胸に抱きしめながら、指先で溢れ出した白い液をすくい取った
それをまた、先端に塗り広げる
「ほら…まだ残っているみたいだよ」
くちゅり、と先端にこすりつけられる
ローションみたいに滑って
つるんと指先がいいところを嫌という程擦る
「だっ、だめです、あっ、はぁっ!」
「んん?いいよ、我慢しなくていい」
「ちがっ、でちゃ、あ」
腰が痙攣しているけど、先生が押さえつけるから
逃げられなくて
気持ちよすぎて逃げ出したい
「気持ちいいんだろう?
なぜ逃げるんだい」
「い、いや、いやだ!あっ」
「ああ、そうかい?
それじゃあもっと気持ちよくなろうか」
先生がいったばかりで敏感なその先端をさらに早くいじめる。
「気持ちいいね、夕紀君?」
「っあああっ!」
ぴちゃ
「っん、んんっ!」
ぴゅーっ、ぴゅっ
「っぐ、っーー!」
ぴゅーっぴゅーっ
「潮、吹いたね」
先生は満足げに僕を見た
「っはぁ、はぁ」