触って、七瀬。ー青い冬ー
第22章 白銀の砂
紘が言うと、夕紀は息を震わせる
「っ…」
「我慢、できるよね」
「…、うんっ…」
紘は夕紀の頭を撫でた
「褒美をあげる」
紘は桃屋の巾着袋からガーゼを取りだした
「それ…?」
紘はそれにローションを垂らす
「これで七瀬のここ擦ったらどうなるかな」
紘はガーゼを伸ばして、反り立つ棒の先に被せた
「っく、なに、?これっ」
すり、と左右にガーゼをずらして先端を擦る
暴れだす夕紀の肩を足で押さえつける
「嫌だ、嫌だ嫌だあ!」
「嫌なのがいいんじゃない」
その感覚は、多分フワフワな雲に優しく包み込まれたような満足感と包容感で幸せなはずだが
ガーゼの少し荒い繊維と網目が敏感な粘膜を余す事なく絶妙に、かつ余りにも感触よく擦るから
敏感なそこには過剰な快感だった
夕紀は最初、足をばたつかせたり手で紘を攻撃したりして抵抗したがそれが紘には何の効果もないことだとわかると顔を覆って必死に終わるのを待つしかなかった
紘は楽しそうにガーゼを何度も何度も伸ばしたり濡らしたりして先端をいじめた
夕紀は叫びながら上に跨る紘が揺れる程体を痙攣させて透明な液を漏らした
それでも続けていじめると、同じように痙攣しながら果て意識を飛ばした
意識がなく体も人形のように大人しくなった間も真っ赤になった先端をガーゼがずるずる行き来した
そのうちびく、と体が感覚に起こされて夕紀はまた泣き始める
「あああぁ、も、許して…許して、お願い…っ
んんんんっ、いっ…ぐうぅうぅ」
夕紀は泣きながら潮を吹いた
紘はそのガーゼを今度は夕紀の胸にあてる
「こっちも欲しがってるみたい」
紘は桃色でぷっくり膨らんだ乳首にそっと舌を這わせた
夕紀は背中を反らせて紘の舌を求めるように押し付けた
「っ、もっと、して…っきも、ちいい、っ」
「こりこりしへる」
「や、しゃべ…ないでっ」
夕紀は呼吸を浅くしながら乳首をどんどん大きく膨らませた
「イけるでしょ、ここだけで」
「…かない、」
「吸って良い?」
「だめっ、!」
紘は唇で大きな突起を挟んで吸った
「いっ、っい…ちゃ、ああ♡ひろに…いっ」
「弟が兄貴に乳首吸われて感じてるなんて
俺達の親が聞いたら卒倒するよ」
紘は夕紀のよがり声に反応して勃起したそこを夕紀の尻穴に押し付けた
「ぅっ…ひあぁあ…♡」