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俊光と菜子のホントの関係

第9章 『勝手にジェラシってる』


「……あ。これって、ワイヤレスイヤホン?」

「そうだよ」


 しかも、普通のイヤホンと違ってちょっと変わった形してる。わぁ、なんかハイテクー。


「……あ、あれ? うまく付けれない」


 耳にかけたいのに、何回やっても落ちちゃう。


「あはは。菜子ちゃんかして。付けてあげる」

「ごめんね、ありがとう」


 晃君はイヤホンを手に持つと、私の左耳に付けてくれようとした。


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