マックの女
第2章 ファーストフード店マクド鳴門にて
誠一が重い足を前に進めていると、マクド鳴門の看板が目に入った。
「ああ、ちょっとここで休憩するか? もう、へとへとだもの……」
誠一はマクド鳴門のイメージ看板渦潮を見上げて思った。
「しかし、いつ見ても嫌らしい看板だな。本当に嫌らしいこと、この上ないな! 怒りを覚えるくらいに! 」
ご存じのように、巷にある大手ファーストフード店であるマクドナルドの看板は、アルファベットのMは二つの三角形の頂点が丸く削り取られている。しかしながら、ここの看板は、常軌を逸しているデザインである。瀬戸内海にある鳴門の渦潮は有名である。この看板もそれを模したものなのだろう。楕円形を押しつぶしたようなピンク色した渦が、誠一には女性のおまんこにしか見えなかった。
誠一は昔から妄想癖があったが、彼は仕事での疲れから、最近、特に変な妄想を日常、見てしまうようになっていた。彼にとって、彼のメンタルヘルスは危機的な状況であったと言っても過言ではなかった。
「何なんだよ、こりゃ、鳴門の渦潮のデザインがエッチ過ぎだろ? こりゃ、まるで、女子のおまんこだよ。もう、駄目だよ、こんなもの公道にさらしたりして…… もう……」
誠一の目は、真っ赤に充血して、口からよだれを垂らしていた。
「ありゃ、ああ、もう、俺のものをぶちこみたいなああーーー…… ぐぐぐぐっと、ずずずいっと」
彼は看板の前で立ち止まり腰を前後にくねくねと動かしながら、両腕をキョンシーのように、前に差し出し、恍惚の表情を見せた。ああ、出るうううう…… あっ、行ったあああー…… やがて、小さく体を縮め、四つん這いになって、額を地面に付けてしぼんだ。うつ伏せの状態で歩道にひれ伏していた。
「ああああーーー、こんなんじゃ、ダメだ!くそーー 」
誠一の雄叫びが町中にこだました。
「ああ、ちょっとここで休憩するか? もう、へとへとだもの……」
誠一はマクド鳴門のイメージ看板渦潮を見上げて思った。
「しかし、いつ見ても嫌らしい看板だな。本当に嫌らしいこと、この上ないな! 怒りを覚えるくらいに! 」
ご存じのように、巷にある大手ファーストフード店であるマクドナルドの看板は、アルファベットのMは二つの三角形の頂点が丸く削り取られている。しかしながら、ここの看板は、常軌を逸しているデザインである。瀬戸内海にある鳴門の渦潮は有名である。この看板もそれを模したものなのだろう。楕円形を押しつぶしたようなピンク色した渦が、誠一には女性のおまんこにしか見えなかった。
誠一は昔から妄想癖があったが、彼は仕事での疲れから、最近、特に変な妄想を日常、見てしまうようになっていた。彼にとって、彼のメンタルヘルスは危機的な状況であったと言っても過言ではなかった。
「何なんだよ、こりゃ、鳴門の渦潮のデザインがエッチ過ぎだろ? こりゃ、まるで、女子のおまんこだよ。もう、駄目だよ、こんなもの公道にさらしたりして…… もう……」
誠一の目は、真っ赤に充血して、口からよだれを垂らしていた。
「ありゃ、ああ、もう、俺のものをぶちこみたいなああーーー…… ぐぐぐぐっと、ずずずいっと」
彼は看板の前で立ち止まり腰を前後にくねくねと動かしながら、両腕をキョンシーのように、前に差し出し、恍惚の表情を見せた。ああ、出るうううう…… あっ、行ったあああー…… やがて、小さく体を縮め、四つん這いになって、額を地面に付けてしぼんだ。うつ伏せの状態で歩道にひれ伏していた。
「ああああーーー、こんなんじゃ、ダメだ!くそーー 」
誠一の雄叫びが町中にこだました。