無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

～卒業式から２週間後～

今日は、中学の離退任式。２年生の時の担任が、異動になるらしかったので、もう卒業はしたけど、離退任式に参加してみることにした。いちおう、後ろの方に一般席？卒業生で来たい人とか、保護者とか向けの席が用意されてる。

　そして、この離退任式終わりに、私はまたもや目撃してしまったのだ。友人の告白シーンを。今度は鈴木が、（私の）知らない女の子から告白されていた。マジかー。鈴木、あの子と付き合うのかな？　

　そうかぁ。うん、春だねぇ。みんないいねぇ。彼氏とか彼女とか出来て。っていうか、何？！最近、告白とかけっこう流行ってんの？！
やたらと多くない？！

　実は、昨日も見ちゃったんだよね！駅前で！！

まぁ、あれは、男のほうも女のほうも、どっちも私の知らない人だったけどさぁ。でも、こんな短期間で、３回も他人の告白シーン（しかも、そのうちの２回は片方が友人）に遭遇することなんてある？

いーや、無い！普通は、無い！！チキショー。私だけ何も無しかよぉ。あー、もう。やだやだやだやだ。みんな、バカの一つ覚えみたいに、判で押したように、

「好きです。付き合ってください」

ってさ。てめーらは、オウムかっての。もうちょっと気の利いた告白セリフは無いのか！例えば、うーん、うーーーーん、うわ、わからん。