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陽が沈む湊、陽が昇る湊。

第10章 ♡マーク

今日のカレーはチキンカレーだ。

湊はお代わりをしてキレイに平らげていた。

「今日、海岸沿いのカフェに行ってきたんだ」

「いいなぁ、私も行きたかった」

「また一緒に行こうぜ。日陽がいないとデザートまで食べれないからな」

「だよねー」

「日陽は何してた?」

「テレビ見ながら寝てた」

「そうか、まだ体ツラい?」

「ふふ、いつもの事だから大丈夫よ」

「……」

湊はなんて言ったらいいか一瞬迷ってしまう。

「湊、ハグして」

「いいよ。日陽、おいで」

日陽が懐に収まって、湊は彼女の全身を包み込むように抱きしめる。

「湊のハグ。あったかくて安心する」

「そうか……日陽はちょっと冷えてて気持ちいい」

お互いの視線が出会うとそのまま顔を寄せて唇を重ね合わせた。

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湊は豆を挽いて珈琲を淹れ始める。日陽はシュークリームをお皿に乗せていた。

「ふふ、まさか湊もシュークリーム買ってくるなんてね」

「ケーキ屋が目に止まったんだ。そしたら日陽の顔が思い浮かんで店に入ってた」

「もう一つは明日だね」

二つのマグカップに珈琲を注ぐ、日陽のマグに氷を二つ入れる。

「はい、日陽専用珈琲」

「覚えてくれてありがとう」

日陽は猫舌で淹れたての珈琲は熱すぎて飲めない。なので、氷を二個入れて飲む。

珈琲とシュークリームを囲み、二人はゆっくりおしゃべりをする。

もっぱら日陽のトークがメインだった。湊は時折頷き、彼女の声に耳を傾けていた。

湊は洗い物をしている日陽に声をかけた。

「なぁ、風呂は一緒に入れる?」

「やめた方がいいと思うよ」

「……そうか」

「しょうがないな。湊の頭、洗ってあげようか?」

「うん!」

全裸で風呂椅子に腰掛ける湊の髪をシャワーで濡らしてから、シャンプーを手に取り泡立てる。

指の腹で丁寧に地肌を擦って、指先に少し力を入れて洗い上げる。

「痒いところありませんか〜?」

「えーっと、全部」

「もう、雑ですね」

もう一巡してから、シャワーですすいでトリートメントして仕上げる。

「気持ちよかった。オレ、いつも適当だから」

「でしょうね、湊お風呂入るの早いもんね」

日陽は背中も流してあげて「前は自分で洗うのよ」といってバスルームを出ていった。

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