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陽が沈む湊、陽が昇る湊。

第12章 カレンダーの♡

金曜の午後。
日陽は凱をウチに呼んで、一緒に食事をしたい。と提案してきた。

「週末は忙しいと思うぜ」

先週末、湊は一人で留守番するのがイヤで凱を呼び出したばかりだ。

今週も誘ったら、どんな嫌味言われるか分からない。

「ミニのお礼もしたかったんだけどな……」

日陽は庭先に留まっている。ミニクーパーを眺めながらいう。

「ああ、確かに。凱には色々してもらってばかりだ」

「でしょ!今夜空いてるかだけ確認してみる」

そう言いながら、LINEにメッセージを送っていた。

「夕飯の材料買いに行こ」

「分かった」

二人はスーパーに買い出しに行くことにした。

カートに食材を入れながら、店内を歩いていると

「凱、遅くなるけど来るって」

日陽は嬉しそうに、スマホに返事を打っている。

📱「なにか食べたいものある?」

📲『ポテトサラダ』

「そういえば、凱の好物。ポテトサラダだ」

オレはふいに思い出した。

母さんの手作りポテトサラダ。凱はご飯にも、パンにも乗せて食べてたっけ。

「おばさんのポテトサラダ、懐かしい〜優しくて美味しかった」

日陽も覚えていたみたいだ。
彼女はさっそく電話して、義母にレシピを聞き出していた。

「ありがとうございます。はい、湊に替わります」

えっ。なぜオレに振った。

日陽がスマホを渡してくる。

「……母さん」

湊、元気そうね。日陽ちゃんと一緒に暮らしてるんだってね。二人が付き合ったって聞いて、母さんまで嬉しくなっちゃたわ〜。凱とも仲良くしてるのね。あの子元気にしてる?うんともすんとも言ってこないのよ。そういえば……

マシンガントークが止まらない……。母さんは元気そうだな。

「また、電話する」

そういって通話を切って、スマホを日陽に返した。

買い物から帰って、二人で夕飯の支度をする。

芋の皮剥いたり、ゆで卵の殻剥いたり

日陽と一緒に何かをしてる時間も悪くない。

凱は21時過ぎにやってきた。

「いらっしゃい、凱。来てくれてありがとう」

日陽が元気よく迎え入れる。

「少しだけお邪魔したら、またオフィスに戻らなくちゃいけないけどね」

「そうなのか、大変だな」

凱は188cmの超高身長で、スタイリッシュなスーツ姿。

畳部屋にちゃぶ台がアンバランス過ぎる。

なんか申し訳ない。
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